「やねしん」のさろん

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やね日記

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2007-08-28 (Tue)

▼アタチュルクが生きていれば何と言うだろうか

トルコ軍、また声明で与党牽制 大統領選の決着直前魚拓
 asahi.comより。
 クーデター起こす気がまんまんに見えそうな動きですね。
 まあ、初代大統領ケマル・アタチュルク以来の政教分離の守護者を自任して止まないトルコ軍ではありますので、十分に予測されうる動きではあったのですが。

★ただ、政教分離に過剰に反応してトルコ国民の民意をないがしろにするのは何だかなあとは思います。
 そもそもトルコの国是政教分離にあるのは、カリフ(教主)としての宗教的権威とスルタン(君主)としての世俗的権威の双方を手中に収めていた時のオスマン帝国皇帝自身の財産の保全と引き換えにセーブル条約に調印してトルコを滅亡寸前までに追いやった過去があったのと、そのオスマン帝国を滅ぼした共和国の初代大統領のケマル・アタチュルクが、保守化したイスラム教の教義が国家の発展を阻害したと考えて政教分離を強力に推し進めたなどといった経緯があったんですよね。
 まあ、その政教分離を推し進める上で、共和国建国後も建国の功臣たちが粛清されたりとか多くの血が流されたのも事実なので、この国是を死守しようとする軍の考え方も理解出来なくは無いのですが、その歴史的経緯を考えると、イスラム色の強い政権を一律に排除するのもどうなのかなとは思います。
 祭政一致の国家に逆戻りするような選択をするほど、大多数のトルコ国民愚かでは無いとは思いますし。
 それに、共和国建国の英雄ケマル・アタチュルクも、政教分離だけを望んでいたとは思えませんしね。
 望んでいたのは、当たり前の事ですが「トルコの永遠の発展」であって、政教分離はその為の仕組みでしかなかったのでは無いでしょうか?
 もしも、今の時代にケマル・アタチュルクが生きていれば、どのように述べるかは気になりますが。
 少なくとも、神格化された自分自身には、相当に腹を立てるんじゃないかと思うんですけどね。

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