「やねしん」のさろん

Le soleil brille pour tout le monde, chacun a le droit d'etre heureux.

since Feb. 4, 2001

やね日記 〜ある信金マンの道楽な日々(笑)〜

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2003-01-11 (Sat)

またぞろ

消費税率の引き上げの議論の下地を着々と作り上げつつありますね、政財官の鉄の三角形は。
 まあ財政学上でも言われる格言として、「これまでで最も悪い税金は新しい税金だ」という言葉があるそうですが、新しい税金、あるいは既存の税金の増税に対する抵抗はいつの時代にも大きいものがあります。

★ただ、市民の大多数は別に増税だけを毛嫌いしているのでは無いと思います。
 市民が求めているのは、公平な税制目に見える政治家・官僚の経費削減の姿勢、まさしくこの二点だと思うわけです。
 もちろん、税の公平性というのは何を基準にするかでも異なってくるもので(例えば、所得を基準にするのか、消費を基準にするのか、それとも資産を基準にするのか)、なるべくこれらを組み合わせて、徴収される側に不公平感の残らない税制が構築される必要があるわけです。

★話を戻しますが、今回の論議の中で私が疑問に思うのは、果たして全ての選択肢を踏まえた上での増税なのかということです。
 これまでにも様々な歳出削減の動きが進められていますが、ことごとく中途半端に終わっていますし、結果として既得権益を握る勢力を高笑いさせているだけだと私は思えるわけで。まだまだ努力が足りないと思えるわけです。
 政治家や官僚たちは何も国の支配者なんかではありません。国民から付託を受けて、税金を社会の利益の増大のために効率良く分配する分配人でしょうし、むしろ国の奉仕者であるはずです。
 そのことを忘れて、安易な方向へ走るだけなのならば、失礼ながら政匪官匪と謗られても仕方が無いと思うわけです。

税金、特に消費に対する税金は、直接的に経済活動に大きな影響を与えます。
 数年前の橋本内閣による消費税率の引き上げは、正にその生きた見本でしょう。
 その時のように、ただでさえ厳しい日本経済を更なる不景気の底へと突き落とすのか、これからの論議を見守りたいと思います。

★さて、今晩から上京します。
 明日以降の日記は、月曜日ということで。

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2002-12-31 (Tue)

2002年を振り返って

★今回もやっと、大掃除(大部分が片付け)が終わりました。
 やはりまともに大掃除をしようとするなら、私の場合は最低三日は必要なようです。
 まあ、普段から整理整頓をやってれば、こんな羽目にもならなかったんですが。(^_^;)

★さて、今年を振り返って少しつらつらと書いてみようと思います。
 まずは個人的には、一年で三度の異動という憂き目にあったのが一番印象的でした。
 でも、裏を返せば、それだけ色々と興味深い経験もしましたので、私的には結構良かったかな?と思っています。
 おそらくは来年以降も現在の部署で仕事をすることになると思いますが、早く戦力になって結果が出せるように頑張ろうと思います。

★続いてはネット的には、DMNGな仲間と出会えたのが良かったです。
 また、その仲間からキャプチャー映像の効率的なエンコードの仕方や保存方法などを詳しく知ることが出来たのも良かったです。いわゆるえぎょることは、なかなか時間が割けなくて何も出来ていませんが、来年こそは本格的にチャレンジしたいですね。
 そして、来年のDMNGカラオケで、仲間たちと会えることを今から楽しみにしています。

★そして社会的には、国内の経済政策の失策国際間の緊張増大が目に見えて明らかになった年だったと思います。
 目下、国内の経済政策については、小泉総理が与野党から格好の餌食になっています。
 結局、今の現状では、小泉総理はポピュリズムを基調とするマスコミに煽られるだけ煽られて、結果として市民に見捨てられる為政者になりつつありますね。以前に私が日記で書いた最悪のシナリオに向かって突き進んでいるようで大変残念です。
 別に小泉総理を弁護するつもりは毛頭ありませんが、一国の為政者を使い捨てにする考え方が多くの国民に浸透しているようなのが大変残念です。深く考えずイメージだけで選良を決める民衆、批判はあれども対案がはっきり見えてこない野党や与党非主流派、そしてそうなった原因を深く追求せずにいわゆる無党派層に媚を売る全政党………。これらのどこからも、我が国の政治に対する明るい展望が見えてきません。
 民主主義国家においては、政治家は既にある物ではなくて作り上げる物だということ、そして変革には非常に時間がかかること、これらの当たり前の考え方すらない人たちが、特に我が国では多すぎるのが非常に残念ではあります。
 そして、緊迫する国際情勢です。
 火遊びが好きな世襲政治家が元首として政治を行なっている国のおかげで、日をおうごとに戦争の火種が膨らみつつあるように思えます。
 まあ、相手にも不審を誘うような点が数多くありますからね。その辺も問題は大いにあるとは思うのですが、今回引き起こそうとしている戦争の影に、なにやら権益やら利権などといったような言葉が見え隠れするのが非常にうんざりさせられるわけです。
 前にも書きましたが、世の中に善と悪の戦争なんかある訳がないです。あるとすれば、どちらも自分が正義と信じている(あるいは信じ込んでいる)者同士の戦争でしかありません。そして、その犠牲になるのはいつも、前線にたつ兵士や下士官たちや、運悪く戦闘に巻き込まれた非戦闘員たちであり、間違っても戦争を遂行する為政者たち扇動するマスコミ側の人間ではないという現実も存在します。(第一次大戦中ウィンストン・チャーチル卿が、自身が立案した戦闘作戦の失敗の責任をとって最前線で戦ったということもありましたが、それはごく少数です)
 それらのことも踏まえて、戦争というものを見つめる必要があると思いますね。

★以上、長々と書いてきました。(^_^;)
 まあここ数年、毎年同じことを言っているような気がしますが、来年こそ良い年であればいいと思いますね。
 そして、当さろんも、来年こそ完成した姿をお見せできればいいと思っています。(爆)

★それでは皆さん、よいお年を!

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2002-11-23 (Sat)

一連のCCCDって、とどのつまりはエンクロージャーなんですね

★もはや絶望的とすら言えるデフレによって、いわゆる粗利はどの業界もいきおい薄くなる一方です。
 となると必然的に、薄利多売に走るか、支出を減らすか、取りこぼした利益の確保に走るかといった行動を必然的に企業はとっていくわけです。
 その中の取りこぼした利益の確保で成功した事例としては、スルっとKANSAIのシステムの先駆けとなった阪急電鉄フェアライドシステムが挙げられます。もともとはキセル防止のために導入されたシステムなのですが、このシステムを導入することで阪急は億単位で運賃収入が増加しましたし、更にスルっとKANSAIというシステムによって、対象を関西圏の私鉄にまで拡大したことで、消費者にとっても利便性を得ることも出来ました。企業の利益の確保と消費者の利便性とが両立した幸福な例ですね。
 何が言いたいのかと言えば、要するに利益の確保企業としては当然のことなのでしょうが、あまりにその事を追求しすぎて消費者の利便性に配慮を加えなかったのなら、それは結局は消費者の離反を招くだけに過ぎないと私なんかは思うわけなんです。
 近年、コンプライアンスという言葉が色んな場面で出てきています。
 いわゆる「法令順守」という意味なのですが、これが各企業で叫ばれているのは、要は法令違反が表面化することで企業を支える消費者が離反し、結果、退場を余儀なくされるといった事が実際に起こり得るからです。現実に雪印食品三菱自動車などを事例を見ても、そのことはよく理解できると思います。
 これは根源をたどってみれば、消費者から見放されれば、いかな盤石な企業でも市場から退場を余儀なくされるということではないでしょうか?

 さて、本題のレーベルゲートCDについてです。
 そもそもの発端のエイベックスCCCDの発表以来、これらによって消費者は二重の意味で不利益を被っているに過ぎないと私は思っています。一つは規格外の特殊な製品が流通することで持っている音楽機器やパソコンによって、著しく消費者に不公平を強制し、かつ質の悪い音楽しか提供されないという不利益。そしてもう一つが、今までにもチャンスがあったにも関わらず既存のCD規格を発展させることなく、簡単にリッピング等が出来る環境とデフレや嗜好の多様化によって売上げが減少したとみるや、利益確保のために慌てて辻褄合わせのようにこんな不完全な仕組みが提供されるという、業界の怠慢のツケを払わされているという不利益
 こういう場当たり的な事をされれば、消費者がしらけるのも当然でしょう。

 もうちょっと頭を使って欲しいなと思うんですが、それは過ぎたる願いなんでしょうかねえ?

 ………長文にて失礼しました。

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2002-09-04 (Wed)

日本海?東海?

★最近、韓国が提案していた日本海を東海に呼称を変更するという件は、どうやらお蔵入りになりそうな状況ですね。

 しかし、何故今になってこんなことを言い出すのかというのが率直な感想です。
 そもそも東海と言う名称は、文字通り韓国の東の海だからと言う意味での名称ですね。北朝鮮が唱える朝鮮海は論外にしても、世界標準に対して自国のエゴを押し通そうとする韓国の姿勢は、かつての竹島の武力占領と言い、いささか我が国を優越しようという傲慢な姿勢が見えてくるようで大変残念です。

 まあ国際的な地名と言うのは、大部分においてナショナリズムが介在してくるのですが………。
 それにしても大人げないですね。

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2002-08-05 (Mon)

住基ネット

★今日から導入されましたね。

 ちなみに私個人の意見としては、住基ネット自体を導入することには賛成ですね、色々と利便性が増しますからね。
 プライバシー云々という話がありますが、もともと現在の各地のサーバーには既に大量の個人情報が蓄積されていますし、いくらセキュリティーに守られていると言っても、100%情報が守られる可能性は現在でも保証されていませんしね。利便性に反比例して危険性が増すのは当然のことです。
 こう言う危険性は前から指摘されていたことですし、今回の導入前の反発については、酷な言い方ですが「何を今さら」と言うのが、私の偽らざる感想です。

 まあ、もう少し実施時期をずらしても良かったのではないかとは今でも思っているのですが。
 この辺りの拙速な導入劇には、役所特有のメンツなるものがあったのかもしれません。
 我が国に律令制度がしかれて1300年ほどになると思いますが、役所が外向きな仕事をやっているという話は、寡聞にして少しの例外しか聞いた事がないですからね。今の役所にそれを求めることの方が酷な話なのかもしれません。(^_^;)

 いま少しの外向きな姿勢と粘り強い対話の姿勢が役所の側にあれば、このような混乱は回避し得たのかもしれませんが。
 ですが、強引さとリーダーシップとを混同している現政権らしいと言えばらしい導入劇ではあろうと思います。

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2002-07-28 (Sun)

アニメソングベスト100

★今日のANN系列でやっていたこの番組ですが。

 ランキングは予想通りと言うか何と言うか、ほとんど佐々木功・水木一郎・堀江美都子・大杉久美子の4名が歌う曲で埋まってしまうという異色のランキングになってしまいました。(←ちょっと違うかな)

 ただ、上記の方々が歌われている曲が今でも様々なシーンで親しまれているのも事実ですし、そういう意味では消費されるだけではない音楽というものの生きた事例なのかもしれませんね。

 別にアニメソングに限りませんが、特に最近は消費させるだけの音楽が横行しているような気はします。故に最近はインディーズレーベルがネットを中心に人気を博しつつあるのだと思います。

 ただ、そのインディーズレーベルも肥大化すれば、当然ながら第二の音楽業界へと行き着いてしまうわけで、そういう意味では音楽性とビジネスの両立は非常に難しいんだろうなあと素人ながら考えてしまうわけです。

 まあ素人ながら考えるのは、ただ単にメガヒットのみを狙い、一旦ヒットしたら、あらゆる著作権の国内法及び国際法を駆使してフィーを稼ぐだけ稼ぎまくるという、良く言えば資源の有効利用、悪く言えばハイエナの如き商法を続けるのは、以前にも言いましたが自分で自分の足を喰うタコでしかないということです。
 何故、過去の曲のリメイクが増えてきているのか、何故、過去の曲のオムニバスが良く売れているのか、その辺りを売る側にもしっかり考えて欲しいとは思います。

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2002-07-26 (Fri)

既得権益と言う名の膠(にかわ)

★何も道路公団の論議に限ったわけでは無いですが、我が国では改革をしようとしても、総論賛成・各論反対という姿勢に終始して結局ほとんど何も出来ないまま終わるということの繰り返しをここ10年ほど続けているような気がしてなりません。

 まあ、今では業界団体だけでなく労働組合でさえも利益団体と化してますからね。かつて大前研一氏が、政・官・財の癒着構造を指して「鉄の三角形」と呼び、既得権益を膠(にかわ)に例えていましたが、まさにその通りだと思います。今では、労も含めて「四角形」とも称すべきなのかもしれません。

 ただ、既得権益というものは、実際に現在の国民の権利を擁護しているものも少なからずあるので始末に負えません。
 「改革もしますし、国民の利益も守ります」という甘っちょろいことを言っている某政党がありますが、考えてみれば、これまでの歴史上で失業・不況・増税がなしに達成された改革なんか見たことがないですね。(現実に80年代のイギリスの改革なんかもそうですし、アメリカでも好況に突入する前には猛烈な勢いで銀行が倒産しましたし)
 要は将来、我が国を良くするために本気で改革をするつもりがあるのかと言うことです。改革には必ず痛みが伴います。その痛みに今のうちに本気で耐えるつもりがあるのか、ポイントはそこにあると思います。

 少なくとも、後世の子孫の世代に石を投げられないような選択が出来ればいいと思っています。

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2002-06-01 (Sat)

「ごめん、フレデリカ。ごめん、ユリアン。ごめん、みんな……」

★私が銀河英雄伝説という作品に出会って、既に10年以上の年月が経過しました。

 当時、私は高校生でしたが、この作品ほど、私の物の考え方に深い影響を与えたものは他にはありません。
 そして、中でも強い共感を抱いたのが、ヤン・ウェンリーという一個人の生き方でした。

 「国家が、社会的不公平を放置して徒に軍備を増強し、その力を、内に対しては国民の弾圧、外に対しては侵略という形で乱用するとき、その国は滅亡への途上にある。これは歴史上、証明可能な事実である。」

 「……私は最悪の民主政治でも最良の専制政治にまさると思っている。だからヨブ・トリューニヒト氏のためにラインハルト・フォン・ローエングラム公と戦うのさ。こいつは、なかなかりっぱな信念だと思うがね」

 「歴史とは、人類全体が共有する記憶のことだ、と思うんだよ、ユリアン。思い出すのもいやなことがあるだろうけど、無視したり忘れたりしてはいけないのじゃないかな」

 「宇宙はひとつの劇場であり、歴史は作者なき戯曲である」

 「生意気言うな、子供のくせに。子供ってのはな、おとなを喰物にして成長するものだ」

 私が銀河英雄伝説という作品の中で、印象に残っている文章のほとんどが、ヤン・ウェンリーが発した(あるいは叙述した)言葉であり文章でした。現状の民主主義国家の堕落を嘆きながらも、その核であり建前でもある民主主義の理念・理想を護り続けた等身大の人物として、架空上の人物でありながら、その言葉は大変なリアリティーをもって迫るものがありました。

 以前、十二国記の作者である小野不由美先生は、銀河英雄伝説という作品の中で突きつけられている命題は、ラインハルトかヤンか?ではなく、ラインハルトかトリューニヒトか?であろうという趣旨のことを述べられていたのですが、私も全くその通りであると思います。
 ラインハルトに代表される清新な専制政治とトリューニヒトに代表される腐敗した民主政治、どちらを選ぶか?と問えば、現代の民主国家を思い浮かべれば、おそらくは前者を選ぶ人たちが少なからず存在するだろうと私は思います。

 しかし、この小説でのヤンのメッセージを理解された人なら、ほとんどの人が民主政治の理念の大切さを感じておられるだろうと思います。
 そして、その理念の下に短い人生を駈け抜けたヤン・ウェンリーに深い共感を覚えているとも思うのです。

 宇宙暦800年の今日、ヤン・ウェンリーは自身の意に沿わぬ形で不帰の人となってしまいました。
 ただ小説上の人物であり、架空の人物であったとは言え、その人物が現実の私に教えたことは計り知れない程のものだったのです。

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2002-05-30 (Thu)

まあ個人の嗜好をとやかく言うつもりは無いですが………。

★私は酒は飲みますが、煙草は吸わないです。
 理由は簡単。喘息持ちだということと(←酒飲みと言う時点で説得力は無いですが(笑))、お金がかかって仕方が無いということです。

 ただ煙草を吸う人にとやかくは言うつもりは無いですね。個人の嗜好ですし、止めようと思っても止められないのはクセと同じようなものですからね。

 ですが、同じ煙草を吸う人でも、歩きながら吸う人と、道端に煙草を捨てる人は大嫌いですね。ましてや、くわえ煙草でバイクに乗っている同業者なんぞ論外ですね。
 マナー以前の問題ですし、何よりも危険です。

 近年、海外では煙草を麻薬並みに規制しようとする国さえ現れていますが、こう言った事態に至った原因の一つに、前述したマナーの問題があると私なんかは思います。

 逆ギレする前に少しは我が身を振り返って欲しいと思います。

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2002-03-07 (Thu)

我が国の議会制度

★昨今の国会論議を観ていると、つい「こんな議論を続けていいのか?」などと言う疑問が良く頭にもたげてきます。
 同じ事を考える人は私以外にもたくさんいるようで、中には、世間がリストラにもまれるような時代だから、役に立たない議員の定数を減らすべきだという意見を述べる人も散見出来ます。

 しかし、私はその意見には賛成出来ませんね。

 理由は3つあります。

 一つは、人口の割には我が国の国会の議員定数が少ないという点です。
 意外に思われる人もいらっしゃるとは思いますが、世界各国と比較しても我が国の議員定数は決して多くはありません。むしろ、今よりも格段に増やす必要さえあります。(疑問に思われる方は、ネット上の統計などを参照すればおわかりになると思います。)

 次に、我が国が「中央集権国家」であるという点です。
 確かに、戦前に旧内務官僚が独占してきた知事職は戦後民選となりましたが、廃藩置県以来の都道府県の行政区画は、多少の呼称の変更こそ有りはすれ、全く変わることなく今日へと至っています。
 更に、国は地方交付税交付金や国庫支出金などといった地方への「財政支援」によって、戦後も一貫して地方への「統制」を続けており、こう言った点からも地方自治というのは現在も完全には確立していないというのが現在の実情であると思います。
 こう言った地方統制も含めて国家が極めて広範囲な統治権を有している限り、その事を議論すべき議員の数が多くなるのは自明の理だと思います。

 最後に、寡頭政治の防止の必要性です。
 議員定数を少なくするということは、それだけ民意を汲み上げるパイプを減らすということです。そのことは結果として議論の幅を狭くする結果となり、そして最後には独善的な政策が生まれる危険性さえ孕んでいます。
 少数による議論は、確かに議論のスピード化を促すのかもしれませんが、一方で上記のような危険を持っていることも覚えておく必要があると思います。


 では、どうすればいいのか?
 それは、国会議員の議論する項目を減らすことです。

 具体的に言えば、地方分権を更に進めて強力な地方行政区を作り、国土開発などの権限を委譲し、外交、国防と言った大局的な事柄については国家が受け持つという体制を構築することです。いわゆる、道州制や連邦制と言った考え方ですね。
 議論する項目が減れば、自ずから議論する人間も減らせる道理だろうと思います。
 また、従来の参議院が連邦議会として各地方間の利害の調整にあたり、衆議院が国民議会として主要な議論をするという考え方も面白いと思います。
 どっちにしろ、一つの国家が一億人超の国民と世界有数の経済を支配するといったこと自体に限界が来ていると私なんかは思うわけです。

 まあ、ここまでするにはむろん憲法の改正が必要になると思いますが。
 何にせよ、本気で改革を考えているのなら、小手先の延命策などでは駄目で、徹底的にやる必要があるではないでしょうか。

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