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時代は、環境汚染と砂漠化が進んだ未来の地球。ほとんど住める所を失っていた人類は、その中でもわずかに世界各地に点在する土地や水が汚染されていない土地、「聖浄地」の中で細々と生活していた。海岸に面した街リベルもそう言った「聖浄地」の一つであった。
主人公のミサキ・カズヤは、そのリベルに住む14歳の少年である。海洋研究者であった両親は5年前に行方不明になっていたが、カズヤは船で沖へ出かけたり、海中遊泳をしたりと元気いっぱいに日々の生活をおくっていた。
そんなある日、カズヤは海辺に一人の少女が流れ着いているのを発見する。マリーンと名乗ったその少女は、嵐に遭ったということ以外は全ての記憶を失っていた。カズヤは一緒にそばにいたタムラ先生とマリーンをリベルへと連れて帰るのだが……。
ブルー・インフェリアは、当初潮出版社発行の月刊誌コミックトムで、グラン・ローヴァ物語の後を受けて連載が開始された作品でした。
しかし、12作目で連載はストップ、その後紫堂先生は他誌で連載作品を抱えられ、この作品は長らく埋もれたままの作品になっていました。
ところが1999年に角川書店より、残りを書き下ろしという形で再刊行されました。潮版の単行本第2巻が発売されてから5年、長きにわたって続きが待たれていた作品がやっと日の目を見ることになりました。
「聖浄地」リベルの外の世界、亜人の正体、そして行方不明になったカズヤの両親の居場所、失われたマリーンの記憶と彼女の正体………。色々と謎は尽きませんが、その中でも好奇心溢れるカズヤの姿はとてもいいですね。そのカズヤは、マリーンとともに様々な経験をした後に、何を見るのでしょうか?
その答えは、皆さんが直接確かめて下さい。
最後に「決定版」の第1巻の巻末に紫堂先生が書かれていた文章について。
とても、悩まれてらっしゃったんだろうと思います。私のように、もとが有るものから文章を作る人間と違って、全くのゼロから作品を作られるのですから、並大抵の苦労ではなかったと思います。
表現手段としての漫画は、私もまだまだ無限の可能性を秘めていると思います。そうで無ければ、これほどまでに日本を超えて海外でも支持を集めることは無いはずですから。これからも私は、偏見を持たずに色んな漫画を読み続けようと思います。しょうもない偏見で、ちまたに埋もれている宝を見逃すのはもったいないと思うからです。皆さんはそう思いませんか?
ブルー・インフェリア1 ISBN4-267-90271-2
ブルー・インフェリア2 ISBN4-267-90277-1
決定版ブルー・インフェリア1 ISBN4-04-853150-6
決定版ブルー・インフェリア2 ISBN4-04-853157-3
決定版ブルー・インフェリア3 ISBN4-04-853184-0
決定版ブルー・インフェリア4 ISBN4-04-853202-2