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バナディスの外務補佐官エリオット・ウィンスロウ卿の娘キャサリンは、メイドのニーナと風変わりな四人の用心棒を連れて一路、バナディスと並ぶ大国ヴィルドナへと向かっていた。
理由は、父エリオット卿の古い友人マクシミリアン公爵からの手紙だった。その手紙には、公爵の息子でキャサリンの幼なじみのフランツ・ヨーゼフが意に沿わぬ結婚を強いられてそうになっていることが書かれていた。
義憤に駆られた彼女は、早速メイドのニーナを連れてヴィルドナに向かおうとするが、折りからの暴風雨でヴィルドナ行きの船が全便欠航になっていた。
しかしキャサリンはあきらめずに、ニーナとひょんなことから知りあった用心棒たちを巻き込んで、匪賊が横行するデューター半島を横切ってヴィルドナへと向うことにした。そして案の定、匪賊たちに襲われるのだが・・・。
この作品は、茅田作品の中では珍しく角川スニーカー文庫から出ました。
茅田先生の作品ということもあったんですが、イラストがあの草河遊也先生だったんで、すぐ買ってしまったという記憶があります。
舞台のモデルは、産業革命前後のヨーロッパでしょうか、バナディスはイギリス、ヴィルドナはドイツかオーストリアの印象を受けます。
しかしこの作品でも女性は元気です。そして「変身する人々」。本来ならかなり怖い印象で描かれるようなものがコミカルに描かれているのは、やはり茅田先生ならではですね。
中公のシリーズと違いなかなか続きが出てこないシリーズですが、それだけに物語の続きが楽しみなシリーズの一つです。
レディ・ガンナーの冒険 ISBN4-04-423101-X
レディ・ガンナーの大追跡(上) ISBN4-04-423102-8
レディ・ガンナーの大追跡(下) ISBN4-04-423103-6
レディ・ガンナーと宝石泥棒 ISBN4-04-423104-4
レディ・ガンナーと二人の皇子(上) ISBN4-04-423105-2