「やねしん」のさろん

Le soleil brille pour tout le monde, chacun a le droit d'etre heureux.

since Feb. 4, 2001

「やねしん」のさろん・本だな

「アルダーがおまえを一番弟子に選んだことが
ときどき信じられなくなる。
おまえの頭にはウールでも詰まっているのか?」
「侮辱することはないでしょう 」

マロリオン物語

あらすじ

 アンガラクの神トラクを倒したガリオンは、セ・ネドラと結婚し、リヴァ王にして西方の大君主として、リヴァ一国のみならず、西方諸国で起こる様々な出来事(あるいは厄介事)を解決してまわる日々を送っていた。
 一方、<珠>を運んでいた少年エランドは、魔術師ベルガラスとその娘にして女魔術師のポルガラ、そしてその夫ダーニクと共にアルダー谷に移り住んだ。そして、彼らと共に幸せな生活を送っていた。
 そんなある日、エランドは谷でひとりの少女と出会う。シラディスと名乗った目隠しをしたその少女は、エランドに謎めいた言葉を残して消え去ってしまった。
 更にその後、エランドはガリオンとともに<珠>の前で予言の声を聞いた。
「ザンドラマスに気をつけよ!」
 果たしてザンドラマスとは何者か。それを調べる過程でガリオンは、二つの予言の戦いがまだ終わっていないことを知る。
 後継者問題熊神教徒の暗躍。次から次へとガリオンたちに危機が降りかかる。そしてその揚げ句に起こったある悲劇は、再びガリオンたちを長い長い探索の旅へと誘うことになった・・・。

解  説

 ベルガリアード物語の続編マロリオン物語です。
 この作品も前作と同じく、アメリカで刊行されたThe Malloreonが翻訳されて早川FT文庫から刊行されたものです。
 今度の主な舞台は、題名に示されている通り、東方の大帝国マロリーが舞台となります。そしてその道中も前作と同じく、エディングス作品お馴染みユーモア溢れる掛け合い漫才が繰り広げられます。
 でも前作でもそうでしたが、今回も作品の中で描かれる王様たちは、妙にユーモアたっぷりに描かれてますね。これもやはり、世襲の君主や世襲の貴族が成立しなかったアメリカの作家だからこそ描きえたのかもしれません。
 前作を面白いと感じた方は、引き続き読むことをお勧めします。(まあ、そう言わなくても既に手にしていらっしゃるでしょうが)期待は絶対裏切らないですね。
 前作とあわせて、ユーモア溢れるエディングス・ワールドを是非堪能してください。


デイヴィッド・エディングス 著 「マロリオン物語」 早川書房(文庫)

 西方の守護者    −マロリオン物語1−     ISBN4-15-020136-6
 熊神教徒の逆襲   −マロリオン物語2−     ISBN4-15-020139-0
 マーゴスの王    −マロリオン物語3−     ISBN4-15-020142-0
 禁じられた呪文   −マロリオン物語4−     ISBN4-15-020143-9
 疫病帝国      −マロリオン物語5−     ISBN4-15-020147-1
 カランダの魔神   −マロリオン物語6−     ISBN4-15-020148-X
 メルセネの錬金術師 −マロリオン物語7−     ISBN4-15-020150-1
 ダーシヴァの魔女  −マロリオン物語8−     ISBN4-15-020151-X
 ケルの女預言者   −マロリオン物語9−     ISBN4-15-020156-0
 宿命の戦い     −マロリオン物語10−    ISBN4-15-020158-7