「やねしん」のさろん

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since Feb. 4, 2001

「やねしん」のさろん・本だな

「なあガリオン、 やはりわれわれはたえず
威厳を保つようにせんとな」
「もしわれわれが”押せ”とか”倒れろ”と
いうような言葉しか使わなかったら、
誰も敬意なんか払ってくれなくなるぞ 」

ベルガリアード物語

あらすじ

 西方諸国の一つ、霧の王国センダリア。そのセンダリアのほぼ中央に位置するファルドー農園ガリオン少年は、おばのポルと平穏な日々を送っていた。
 だが、彼が14才を過ぎたある時、その平穏が破られることになる。これまで時折農園を訪れていた語り部の老人ポル、そして農園の鍛冶屋ダーニクらと共に、長らく生活していたファルドー農園を出てをすることになったのだ。
 やがて、その行く先の告げられない旅の中でガリオンは多くの人々と出会う。大柄なチェレク人のバラクや小柄なドラスニア人のシルク、長身のアルガー人ヘター、そしてアレンドの若者レルドリンにミンブレイドの男爵マンドラレン、さらにトルネドラの王女セ・ネドラなど………。そして、それらの出会いや長い旅の中で、ガリオンはその旅の目的使命を知り、やがて自分自身何者なのか、自身の持つ能力などを知ることになるのだった。

解  説

 ベルガリアード物語です。
 さすがにこの作品は、少しマイナーなのかもしれません。
 もともとは、アメリカBALLANTINE BOOKSから、1982年より3年かけて刊行されましたThe Belgariadが翻訳されて早川FT文庫から1988年より刊行されたものです。
 実は著者のデイヴィッド・エディングスという人がすごい人で、何とデビューが42才の時で、この作品を刊行したのが実に51才の時でした。失礼な言い草ですが、まさに遅咲きの作家というわけです。
 ですが、この作品は非常に面白いです。
 世界観が確固としているのもあるのですが、それぞれのキャラクターがユニークですし、何よりもキャラクターたちの言葉から溢れるユーモアがとても面白いです。
 実は、私はアメリカのファンタジーには少なからず違和感を感じていたのですが、この作品は思いっきり楽しんで読ませていただきました。
 海外のファンタジー作品抵抗があるという方にも、自信をもってお勧めできる作品です。


デイヴィッド・エディングス 著 「ベルガリアード物語」 早川書房(文庫)

 予言の守護者   −ベルガリアード物語1−    ISBN4-15-020106-4
 蛇神の女王    −ベルガリアード物語2−    ISBN4-15-020109-9
 竜神の高僧    −ベルガリアード物語3−    ISBN4-15-020112-9
 魔術師の城塞   −ベルガリアード物語4−    ISBN4-15-020116-1
 勝負の終り    −ベルガリアード物語5−    ISBN4-15-020120-X